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避妊法中止後の妊孕性回復、避妊薬注射法が最も遅い

2020年11月23日  British Medical Journal

デンマークおよび北米の女性1万7954例を対象に、妊娠前の避妊法とのちの妊娠確率の関連を前向きコホート研究で検討。経口避妊薬使用率はおよそ38%、長期作用型可逆的避妊法は13%、バリア避妊法は31%だった。 その結果、経口避妊薬、避妊リング、一部の長期作用型可逆的避妊法の使用者で、バリア避妊法使用者よりも避妊中止から妊孕性回復までの期間がやや長かった。バリア避妊法と比べると、避妊薬注射法に妊娠確率低下との関連が認められた(率比0.65、95%CI 0.47-0.89)。妊孕性回復までに要した期間は、避妊薬注射法が最も長く(月経5-8サイクル)、次いでパッチ(同4サイクル)、経口避妊薬および避妊リング(同3サイクル)、ホルモン子宮内避妊具、銅付加子宮内避妊具、インプラント(同2サイクル)だった。ホルモン避妊法使用の生涯使用期間に妊娠確率との関連は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるも...