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アルツハイマー病マーカーp-tau T217、T181より高精度

2020年11月23日  専門誌ピックアップ

アルツハイマー病(AD)患者77例、その他の神経変性疾患患者69例、健常者44例を対象に、脳脊髄液中のp-tau T217[スレオニン(Thr)217でリン酸化されたタウ]を検出する新たな免疫学的測定法を開発し、ADと他の認知症および健常対照の識別精度を検証した。 その結果、p-tau T217測定法(カットオフ値242pg/mL)は90%の確度でAD患者を特定し、陽性適中率(PPV)78%、陰性適中率(NPV)97%、感度93%、特異度88%で、p-tau T181 ELISA法(カットオフ値52pg/mL、確度78%、PPV 58%、NPV 98%、特異度71%、感度97%)よりも高い精度を示した。AD患者と年齢でマッチさせた健常者の識別では、p-tau T217測定法の精度(カットオフ値163pg/mL、感度98%、特異度93%)はp-tau T181 ELISA法(カットオフ値60pg/mL、感度96%、特異度86%)と同等だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoct...