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高悪性度神経内分泌肺がん、術後イリノテカン+シスプラチンは優越性示せず

2020年11月23日  専門誌ピックアップ

日本国内でI-IIIA期の高悪性度神経内分泌肺がん(HGNEC)完全切除患者221例を対象に、術後補助化学療法に用いるエトポシド+シスプラチン(EP)に対するイリノテカン+シスプラチン(IP)の優越性を無作為化非盲検第III相試験で検証した(JCOG1205/1206試験)。 2度目の中間解析で、無益性の観点から試験の早期中止が推奨された。追跡調査期間中央値24.1カ月で、3年無再発生存率はEP群65.4%、IP群69.0%だった(ハザード比1.076、95%CI 0.666-1.738、片側log-rank検定のP=0.619)。グレード3-4の有害事象発現頻度はEP群の方が高く、発熱性好中球減少症と好中球減少症が最も多く見られた。グレード3-4の食欲不振と下痢はIP群の方が多かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメン...