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仮想病院プログラムがCOVID-19流行下の医療資源を補完できる可能性

2020年11月24日  Annals of Internal Medicine

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下での医療資源不足に対応すべく米Atrium Health社が開発したhospital-at-home(AH-HaH、自宅で病院と同水準のケアが受けられる仮想病院プログラム)の効果を前向き症例集積研究で検討。AH-HaHの仮想経過観察ユニット(VOU)および仮想急性期ケアユニット(VACU)で診療を受けたCOVID-19患者1477例を対象とした。 その結果、VOUでのみ診療を受けた1293例のうち現実の病院への入院を要した患者は40例(3%)で、そのうち16例(40%)がICUに入室、7例(18%)が人工呼吸器を使用、2例(5%)が死亡した。VACUで診療を受けた184例のうち21例(11%)が静脈内輸液、16例(9%)が抗菌薬、40例(22%)が吸入器または噴霧器による治療、41例(22%)が酸素補給療法を受けた。現実の病院への入院を要した24例(13%)のうち10例(42%)がICUに入室し、1例(3%)が人工呼吸器を使用したが、死亡者はいなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿し...