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ビタミンD、オメガ3、筋トレで高齢者の臨床転帰改善せず

2020年11月24日  Journal of the American Medical Association

過去5年間に重大な健康イベントがなく、関節可動性および認知機能が良好な高齢者1900人を対象に、ビタミンD3、オメガ3脂肪酸、筋力トレーニングプログラムのによる介入効果を2×2×2要因無作為化臨床試験で検討(DO-HEALTH試験)。収縮期および拡張期血圧、簡易身体能力バッテリー(SPPB)、モントリオール認知評価(MoCA)、非脊椎骨折および感染症発生率の3年後の変化を評価した。 その結果、いずれの介入も統計的有意な効果を示さなかった。ビタミンD補給群と非補給群およびオメガ3脂肪酸補給群と非補給群の収縮期血圧の平均変化量の差はいずれも-0.8mmHgだった(P<0.13、0.11)。オメガ3脂肪酸補給群と非補給群の平均変化量の差は拡張期血圧-0.5mmHg(P=0.06)、感染症発生率-0.13(発生率比0.89、99%CI 0.78-1.01、P=0.02)だった。SPPB、MoCA、非脊椎骨折発生率への効果はなかった。25例が死亡し、死亡率は全群同等だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、...