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新生児のSARS-CoV-2感染はまれ

2020年11月21日  専門誌ピックアップ

英国で、2020年3月1日から4月30日の間に、出生28日以内に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染のため入院治療を受けた新生児66例を対象に、特徴や伝播および転帰を前向きコホート研究で検討した。 その結果、66例(出生1万例当たり5.6例)のうち28例(42%)が重度感染(同2.4例)で、そのうち16例(24%)は早産だった。人種の内訳は、白人36例(55%、(出生1万例当あたり4.6例)、アジア人14例(21%、同15.2例)、黒人8例(12%、(同18.0例)、混血・その他の人種7例(11%、同5.6)だった。17例(26%)は、周産期にSARS-CoV-2感染が確認された母親から出生し、2例(3%)は垂直感染が疑われた(出生後12時間以内の検体がSARS-CoV-2陽性で、母親も陽性)。8例(12%)は院内感染が疑われた。2020年7月28日現在、乳児58例(88%)が自宅退院、7例(11%)が入院中、1例(2%)がSARS-CoV-2感染とは無関係の原因で死亡した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメント...