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症候性PAF、初期治療に冷凍アブレーションで再発減

2020年11月26日  New England Journal of Medicine

未治療の症候性発作性心房細動(PAF)患者303例を対象に、冷凍アブレーションと薬物療法の効果を比較。患者を冷凍バルーンによるカテーテルアブレーション群(154例)と抗不整脈薬投与群(149例)に無作為に割り付けた。全例に植込み型心臓モニタリング機器を留置した。主要評価項目は、アブレーション後または抗不整脈薬投与開始後91-365日の心房頻脈性不整脈の初回再発とした。 1年後の心房頻脈性不整脈の再発率は、冷凍アブレーション群42.9%、抗不整脈薬群67.8%だった(ハザード比0.48、95%CI 0.35-0.66、P<0.001)。症候性の心房頻脈性不整脈の再発率は、冷凍アブレーション群11.0%、抗不整脈薬群26.2%だった(ハザード比0.39、95%CI 0.22-0.68)。冷凍アブレーション群の5例(3.2%)と抗不整脈薬群の6例(4.0%)に重篤な有害事象が発現した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また...