受動喫煙が小児の網膜神経線維に影響

香港で6-8歳の小学生3103人を対象に、受動喫煙（SHS）曝露が乳頭周囲網膜神経線維層（p-RNFL）厚に及ぼす影響を横断研究で検討（Hong Kong Children Eye Study）。1097人（35.4％）にSHS曝露が確認された。 その結果、SHS曝露群と非暴露群の年齢（P＝0.83）、性別（P＝0.17）、体格指数（P＝0.44）、出生時体重（P＝0.23）、眼軸長（P＝0.34）は同等だったが、曝露群の家計収入（P＜0.001）および親の学歴（P＜0.001）非暴露群よりも低かった。一連の因子で調整した解析で、SHS曝露に4.4μmのp-RNFL非薄化との関連が見られた（P＜0.001）。p-RNFL非薄化には家族内の喫煙者数およびSHS量の増加との関連も認められた（β＝－3.40、－0.22、いずれもP＜0.001）。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳...