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POMC・LEPR欠損肥満の治療にsetmelanotideが有望

2020年11月26日  専門誌ピックアップ

プロオピオメラノコルチン遺伝子(POMC)またはレプチン受容体(LEPR)欠損による重度肥満患者を対象に、メラノコルチン4受容体(MC4R)作動薬setmelanotideの有効性と安全性を単群非盲検多施設共同第III相試験で検討。POMC試験に10例、LEPR試験に11例を登録し、解析対象とした。 その結果、POMC試験の8例(80%)とLEPR試験の5例(45%)が、約1年時に10%以上の減量を達成した。最大空腹スコアの平均変化量は、POMC試験-27.1%(7例、-40.6--15.0、P=0.0005)、LEPR試験-43.7%(7例、-54.8--29.1、P<0.0001)だった。POMC試験でよく見られた有害事象は注射部位反応と色素過剰症(いずれも全10例)、嘔気(5例)、嘔吐(3例)だった。LEPR試験で頻度の高かった治療関連有害事象は注射部位反応(全11例)、皮膚障害(5例)、悪心(4例)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community...