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夜間昇圧型は心不全リスク高い

2020年11月27日  Circulation

日本国内の診療所が参加した多施設共同前向き観察研究で、夜間血圧と心血管イベント発症の関連を検討(Practitioner-Based Nationwide JAMP Study)。1項目以上の心血管危険因子(主に高血圧)があり、追跡開始時に症候性心血管疾患がなかった患者6359例を対象とし、24時間の自由行動下血圧測定を実施した。 平均追跡調査期間4.5±2.4年で、306件の心血管イベントが発生した。夜間収縮期血圧にアテローム動脈硬化性心血管疾患と心不全リスクと有意な関連が見られた(人口統計学的および臨床危険因子を調整した20mmHg上昇当たりのハザード比:それぞれ1.18、P=0.029、1.25、P=0.048)。夜間昇圧型の血圧日内リズム障害に全体的な心血管疾患のリスク上昇と有意な関連が見られ(同1.48、P=0.024)、特に心不全リスクとの関連が強かった(同2.45、P=0.004)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスと...