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特発性脳内出血、CTバイオマーカーが1年時転帰と関連

2020年11月28日  専門誌ピックアップ

特発性脳内出血患者402例を対象に、脳小血管病(SVD)のCTバイオマーカーと長期転帰の関連を前向きコホート研究で検討。白質低吸収域および脳萎縮の重症度、ラクナ数に基づきCT SVDスコアを算出した。 その結果、脳内出血の初発後1年以内に224例(56%)が死亡し、個別のモデルでは1年時死亡率に重度萎縮(調整後オッズ比2.54、95%CI 1.44-4.49、P=0.001)および総CT SVDスコア1点以上(同2.50、1.40-4.45、P=0.002)との関連が見られたが、ラクナや著明な白質低吸収域との関連は見られなかった。修正ランキン尺度データが入手できた378例のうち277例(73%)に死亡または要介護が確認され、1年時の死亡または要介護に重度の萎縮(同3.67、1.71-7.89、P=0.001)および白質低吸収域(同2.18、1.06-4.51、P=0.035)、総CT SVDスコア1点以上(同2.81、1.45-5.46、P=0.002)との関連が見られたが、ラクナとの関連は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投...