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sotagliflozinで心不全増悪2型DMの死亡減

2020年11月28日  New England Journal of Medicine

心不全増悪による入院後間もない2型糖尿病患者1222例を対象に、sotagliflozin退院前または退院2日以内の投与の安全性および有効性を多施設共同並行群間無作為化二重盲検試験で検討(SOLOIST-WHF試験)。主要評価項目は、心血管死、入院および心不全による救急外来受診とした。追跡調査期間中央値は9.0カ月だった。 その結果、主要評価項目に規定したイベントが600件(sotagliflozin群245件、プラセボ群355件)発生した。イベント発生率(100人・年当たりのイベント数)は、sotagliflozin群の方がプラセボ群より低かった(51.0 vs 76.3、ハザード比0.67、95%CI 0.52-0.85、P<0.001)。心血管死発生率はsotagliflozin群100人・年当たり10.6、プラセボ群12.5(ハザード比0.84、95%CI 0.58-1.22)、あらゆる原因による死亡発生率は13.5、16.3だった(同0.82、0.59-1.14)。下痢と重度の低血糖発現率は、sotagliflozin群の方がプラセボ群より高く(それぞれ6.1% vs 3....