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待機的PCI後の心筋壊死抑制でチカグレロルの優越性示せず

2020年11月29日  Lancet

待機的経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を施行した高リスク安定冠動脈疾患患者1883例を対象に、チカグレロルの周術期心筋壊死抑制効果がクロピドグレルに対して優越性を示すかを第IIIb相無作為化試験で検討した(ALPHEUS試験)。 その結果、PCI施行後48時間以内の主要複合評価項目(PCI関連のタイプ4心筋梗塞または重大な心筋傷害)発生率は、チカグレロル群35%、クロピドグレル群36%だった(オッズ比0.97、95%CI 0.80-1.17、P=0.75)。主要安全性評価項目の大出血発生率に群間差はなかったが、30日時の小出血発生率はチカグレロル群11%、クロピドグレル群8%だった(同1.54、1.12-2.11、P=0.0070)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...