糖尿病高リスク者への生活介入で進行抑制

英イングランド東部のプライマリ・ケア診療所135施設などで、高血糖リスクの高い（空腹時血糖値110mg/dL以上126mg/dL未満もしくはHbA1c値6.0％以上6.5％未満で空腹時血糖値100mg/dL以上110mg/dL未満のいずれか）1028例を対象に、生活習慣への介入による2型糖尿病への進行抑制効果を無作為化試験で検討（Norfolk Diabetes Prevention試験）。 平均24.7カ月の追跡の結果、対照の通常診療群171例中39例（22.8％）、生活習慣介入（INT）群403例中55例（13.7％）、INT＋訓練を受けた2型糖尿病のボランティアによる支援（INT-DPM）群414例中62例（15.0％）が糖尿病に進行した。INT群とINT-DPM群の糖尿病発症率に有意差はなく（オッズ比1.14、95％CI 0.77-1.7、P＝0.51）、両群の糖尿病のオッズは有意に低かった（オッズ比＝INT群0.54、0.34-0.85、P＝0.01、INT-DPM群0.61、0.39-0.96、P＝0.033、INT群＋INT-DPM群0.57、0.38-0.87、P＝0...