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高齢急性心不全で救外ケアバンドルの有意差示せず

2020年11月29日  Journal of the American Medical Association

フランスの救急外来15施設で、75歳以上の急性心不全(HF)患者502例を対象に、ガイドライン推奨ケアバンドルと現場医師の裁量に任せる治療(対照)の短期的転帰を比較するステップウェッジデザインのクラスター無作為化試験を実施。ケアバンドルの内容は、早期の硝酸薬急速静注、誘発因子(急性冠動脈症候群、感染症、心房細動など)の管理および中等量の利尿薬静注とした。 その結果、主要評価項目に規定した30日時の退院後生存日数に有意差を認めなかった(両群ともに中央値19日)。副次的評価項目の30日時の死亡率(介入群8.0% vs 対照群9.7%)、心血管死亡率(5.0% vs 7.4%)、予定外の再入院(14.3% vs 15.7%)、入院日数中央値(両群とも8日)、腎機能障害(両群とも1%)にも、有意差を認めなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。...