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sotagliflozinでCKD合併2型DMの心血管イベントリスクが低下

2020年11月29日  New England Journal of Medicine

2型糖尿病(HbA1c 7%以上)と慢性腎臓病(eGFR 25-60mL/分/1.73m2)を合併し、心血管疾患リスクのある患者1万584例を対象に、心血管イベント予防に対するsotagliflozinの有効性および安全性を多施設共同並行群間無作為化二重盲検試験で検討した(SCORED試験)。主要評価項目は試験中に心血管死、心不全による入院、心不全による緊急受診総数の複合に変更し、追跡調査期間中央値は16カ月だった。 その結果、主要評価項目に規定したイベントの100人・年当たりの発生率は、sotagliflozin群5.6件、プラセボ群7.5件だった(ハザード比0.74、95%CI 0.63-0.88、P<0.001)。同じく心血管死発生率は、sotagliflozin群で2.2件、プラセボ群で2.4件だった(同0.90、0.73-1.12、P=0.35)。当初複合主要評価項目に規定していた心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中いずれかの初発のハザード比は0.84(95%CI 0.72-0.99)、心血管死または心不全による入院の初発のハザード比は0.77(95%CI 0.66-...