低所得国での新生児蘇生にラリンジアルマスク使用は安全
2020年12月1日
New England Journal of Medicine
ウガンダで、出生時仮死の蘇生に用いるラリンジアルマスク(LMA)の安全性と有効性を非盲検優越性第III相試験で検討。陽圧換気を必要とする新生児(推定在胎期間34週以上または推定出生時体重2000g以上)をLMA群(563例)、対照のフェイスマスク群(591例)に無作為に割り付け、主要評価項目に規定した7日以内の死亡率、入院1-5日目までの低酸素性虚血性脳症による新生児集中治療室(NICU)への入室率を評価した。 その結果、LMA群の27.4%、フェイスマスク群の24.4%に主要評価項目が発生した(補正相対リスク1.16、95%CI 0.90-1.51、P=0.26)。LMA群の21.7%、フェイスマスク群の18.4%が死亡し(補正相対リスク1.21、同0.90-1.63)、それぞれ11.2%、10.1%がNICUに入室した。事前に規定した介入による有害事象発現頻度は両群同等だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。ま...
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