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嫌色素性腎細胞がん、腫瘍壊死を含む4階層分類法を提案

2020年12月2日  European Urology

1970-2012年に腎摘除術を受けた転移性の嫌色素性腎細胞がん(ChRCC)患者266例を対象に、Panerらが発表した3階層から成るChRCC悪性度分類法の妥当性を検証し、腫瘍壊死を加えた4階層による分類法を提案。29例がRCCのため死亡し、追跡期間中央値は11.0年だった。 その結果、3階層分類法にがん生存率(CSS)と有意な関連が見られ、グレード1と2の腫瘍にも転帰に差が見られた。腫瘍壊死の存在によりグレード2腫瘍患者でCSSがより不良の患者を識別できたため、腫瘍壊死の有無を追加して分類を4階層に拡張した。CSSとの関連のハザード比は4階層分類法のグレード2で4.63(P=0.007)、グレード3で17.8(P<0.001)、グレード4で20.9(P<0.001)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿は...