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免疫チェックポイント阻害薬による眼の免疫関連有害事象増

2020年12月2日  Ophthalmology

米国眼科学会IRISレジストリに登録された眼の免疫関連有害事象(OirAE)新規診断患者を対象に、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)治療開始後1年以内のOirAE発生状況を後ろ向きレジストリ研究で検証。ICIを投与している3123例を特定し、うち112例でOirAEが発生した。 その結果、10万例当たりの前部ブドウ膜炎発生率は、ICI全体で3740例、イピリムマブで8209例、ニボルマブで2542例、ペムブロリズマブで2451例、イピリムマブ+ニボルマブ併用で5556例だった。ICI使用例のOirAE発生率は一般レジストリ集団のベースライン時の眼合併症発生率に比べかなり高く、発生率比は前部ブドウ膜炎13.9、中間部、後部または汎ブドウ膜炎43.0、乳頭浮腫38.3だった。ブドウ膜炎などの炎症性の眼疾患既往歴のある患者でICI開始後のOirAE再発率が高かった(中間部/後部/汎ブドウ膜炎51.1%、前部ブドウ膜炎38.9%)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Com...