1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 大腸がん肝転移切除、前方アプローチで術中播種減らず

大腸がん肝転移切除、前方アプローチで術中播種減らず

2020年12月2日  JAMA Surgery

肝切除を予定している平均61歳の大腸がん肝転移患者80例を対象に、前方アプローチによる肝切除が腫瘍細胞の術中血行性播種を抑制するか無作為化試験で検討した。 その結果、主要評価項目に規定した血中循環腫瘍細胞(CTC)の術中検出率は、従来法群24%、前方アプローチ群27%だった(P=0.54)。前方アプローチ群の方が手術時間が長かったが(平均171 vs. 221分、P<0.001)、術中および術後転帰に有意な群間差はなかった。CTCが検出されると生存期間(中央値46 vs. 81カ月、P=0.03)無病生存期間が(同40 vs. 60カ月、P=0.04)が短くなった、いずれも有意な群間差はなかった(同73 vs. 55カ月、P=0.43および同48 vs. 40カ月、P=0.88)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿...