学校から親へのBMI報告は児童の減量に効果なし

米カリフォルニア州の公立学校を対象に、学校から親へのBMI報告が体重変化および有害転帰［体重の偏見（weight stigmatization）、体重に関連する認識と行動］への影響をクラスター無作為化試験で検討（Fit試験）。79校をBMIスクリーニング＋報告（グループ1）、BMIスクリーニングのみ（グループ2）、いずれも実施なし（対照、グループ3）に割り付け、3-7学年の生徒2万8641例が最長3年間試験に参加した。 その結果、試験開始時のBMIが85パーセンタイル以上の生徒1万6622人中6534例（39.3％）で、BMI報告はBMIのZスコアの変化に影響を及ぼさなかった（1年時－0.003、95％CI －0.02-0.01、2年時0.01、－0.02-0.03）。対照（グループ3の5674例）に比べて、BMIスクリーニングを実施した生徒（グループ1と2の8694例）で体重の不満（weight dissatisfaction）が増加した。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoc...