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TKI中止後CMLの6割超が無治療寛解を維持

2020年12月3日  JAMA Oncology

チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)で病勢制御良好な慢性骨髄性白血病(CML)患者172例を対象に、TKI中止後の患者転帰および分子再発の関連因子を前向き単群非無作為化臨床試験で検討(LAST試験)。分子遺伝学的大寛解の喪失(BCR-ABL1融合遺伝子0.1%超)を分子再発と定義した。 その結果、分子解析が可能だった患者171例では、TKI中止後、112例(65.5%)が分子遺伝学的大寛解を維持し、104例(60.8%)が無治療寛解となった。TKI中止時の液滴デジタルPCRまたはリアルタイム定量的PCRによるBCR-ABL1検出に分子再発と独立の関連が見られた(ハザード比3.60、95%CI 1.99-6.50、P<0.001)。12カ月時に無治療寛解が見られた112例では、疲労(80.4%)、うつ病(34.8%)、下痢(87.5%)、睡眠障害(21.4%)、疼痛の影響(4.5%)の臨床的に意義のある改善が見られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・...