1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 50歳以上は孤独感解消でうつ病予防可能

50歳以上は孤独感解消でうつ病予防可能

2020年12月3日  専門誌ピックアップ

English Longitudinal Study of Ageingに参加している50歳以上の成人4211例の2004-17年のデータを用いて、孤独感と抑うつ症状の長期的関連を12年間の人口ベース縦断コホート研究で検討。調査開始時に孤独感スコアを測定し、その後2年ごとに6回、抑うつ症状の重症度スコアを測定した。 その結果、社会人口統計学的交絡因子、健康関連交絡因子、遺伝的交絡因子などで調整した後、調査開始時の孤独感スコア1ポイント増加に、12年間の全追跡期間の平均で抑うつ症状重症度スコア0.16ポイント(95%CI 0.13-0.19)増加との関連が見られた。うつ病に対する孤独感の人口寄与割合が初回追跡時点で18%、最終追跡時点で11%と推定されたことから、孤独感を解消することによって、うつ病を11-18%予防できる可能性が示唆された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳...