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COVID-19、退院後の回復経過と再入院・死亡の危険因子

2020年12月3日  Annals of Internal Medicine

米国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による入院後の自宅での回復経過および再入院または死亡の危険因子を後ろ向き観察コホート研究で検討。COVID-19のため入院し、退院後に在宅医療を受けた患者1409例を対象とし、在宅医療の転帰評価ツールOASIS(Outcome and Assessment Information Set)で評価した転帰を評価項目とした。Cox比例ハザードモデルで再入院または死亡の危険因子のハザード比を推定した。 その結果、対象患者の94%が平均32日間で在宅医療を終了し、ほとんどの患者の症状と機能に統計学的に有意な改善が見られた。日常生活動作の依存は平均6項目から1.2項目に減少した。再入院または死亡のリスクが高かったのは、男性患者(ハザード比1.45、95%CI 1.04-2.03)、白人患者(同1.74、1.22-2.47)、心不全患者(同2.12、1.41-3.19)、合併症のある糖尿病患者(同1.71、1.17-2.52)、過去6カ月間に2回以上救急受診した患者(同1.78、1.21-2.62)、連日または常に疼痛のある患者(同1.46、1...