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50歳以下は肥満でCOVID-19院内死亡リスク上昇

2020年12月3日  専門誌ピックアップ

米国心臓協会の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)心血管疾患レジストリ登録データを用いて、肥満がCOVID-19の転帰に及ぼす影響を検討。COVID-19のため88施設に入院した肥満患者7606例のデータをWHOのBMI判定基準で層別化し、関連性を評価した。 その結果、入院患者に肥満、特に肥満III度(BMI 40以上)が占める割合は、米国人口と比較すると非常に高く、50歳以下の成人で最も大きな差があった。対象患者の27.7%に院内死亡または機械的換気が発生し、17.1%に院内死亡、21.1%に機械的換気が発生した。 多変量調整後、肥満I-III度だと院内死亡または機械的換気リスクが高く(オッズ比:肥満I度[BMI 30.0-34.99]1.28、95%CI 1.09-1.51、II度[BMI 35.00-39.99]1.57、1.29-1.91、III度1.80、1.47-2.20)、肥満III度だと院内死亡リスクが高かった(ハザード比:1.26、95%CI 1.00-1.58)。過体重と肥満I-III度は、機械的換気のリスクが高かった(オッズ比:過体重1.28、95%CI...