非心臓大手術前の認知リハビリで高齢者のせん妄リスク低下

全身麻酔を用いる非心臓または非神経性大手術を予定する60歳以上の高齢者251例を対象に、術前の認知プレハビリテーションによる術後せん妄発生率改善効果を無作為化臨床試験で評価した（The Neurobics Trial）。 最終解析は介入群125例、対照群126例を対象とした。対照群のせん妄発生率は23.0％、intention-to-treat解析による介入群のせん妄発生率は14.4％（P＝0.08）だった。介入群から脳トレーニング（brain exercise）を完了しなかった4例を除外した事後分析で、せん妄発生率は13.2％（121例中16例、P＝0.04）だった。せん妄患者の2次解析では、せん妄発症日数、期間またはせん妄陽性の合計日数に群間差はなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...