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バイポーラ型人工骨頭置換、ユニポーラ型より再置換率低い

2020年12月5日  The Journal of Bone & Joint Surgery

人工骨頭置換術を受けた大腿骨頸部骨折患者6万2875例のデータを対象に、ユニポーラ型人工骨頭置換術とバイポーラ型人工骨頭置換術の再置換リスクを操作変数解析で比較。オーストラリア整形外科協会全国関節置換レジストリから患者データを収集した。 その結果、術後2.5年超でユニポーラ型人工骨頭置換術で再置換率が上昇したが(ハザード比1.86、95%CI 1.46-2.36、P<0.001)、2.5年以内では術式による差はなかった(同0.98、0.85-1.13、P=0.79)。このほか、長期間経過後にユニポーラ型人工骨頭で臼底びらんによる再置換リスクが高くなったが(5.5年以上でのハザード比5.10、95%CI 2.40-10.83、P<0.001)、いずれの時点でも人工関節周囲骨折を予防していた(ハザード比0.72、95%CI 0.59-0.87、P<0.001)。感染症、脱臼、ステムの種類(研磨加工または粗面加工)による再置換リスクには術式よる差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿で...