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腎摘除術の転帰と費用対効果をロボ支援、開腹、腹腔鏡で比較

2020年12月6日  European Urology

腎細胞がんのロボット支援根治的腎摘除術の有益性を系統的レビューとメタ解析を実施。ロボット支援手術を腹腔鏡手術または開腹手術と比較した後ろ向きおよび前向き研究12件(対象計6万4221例)を解析対象とした。 その結果、腹腔鏡手術との比較で、ロボット手術に手術時間の延長(重み付け平均差37.44分、P=0.03)、入院期間の短縮(同-0.84日、P=0.02)、総費用の増加(同4700米ドル、P<0.001)との統計学的に有意な関連が見られた。開腹手術との比較では、入院期間の短縮(重み付け平均差-3.06日、P=0.002)、全体的な合併症の減少(オッズ比0.56、P<0.001)、推定失血量の減少(重み付け平均差-702mL、P=0.01)、総病院費用の増加(同4520米ドル、P=0.004)との関連が見られた。いずれの解析でも、研究間の異質性が高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものでは...