ヒドロキシクロロキンにCOVID-19予防効果なし

スペイン・カタルーニャ自治州で、ヒドロキシクロロキンによる新型コロナウイルス感染症（COVID-19）予防効果を非盲検クラスター無作為化試験で評価。COVID-19患者672例に接触した症状のない健康者2314例をヒドロキシクロロキン投与群（1116例）と通常診療群（特別な処置なし、1198例）に割り付けた。 PCR検査で確定した症候性COVID-19発症率は、ヒドロキシクロロキン投与群（5.7％）、通常診療群（6.2％）だった（リスク比0.86、95％CI 0.52-1.42）。新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）感染率も、ヒドロキシクロロキン投与群（18.7％）は通常診療群（17.8％）を下回らなかった。有害事象はヒドロキシクロロキン群（56.1％）の方が通常診療群（5.9％）よりも多かったが、治療に伴う重篤な有害事象は報告されなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありま...