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大腸がん疑いのトリアージにFITが有用

2020年12月9日  専門誌ピックアップ

英国で大腸がん(CRC)が疑われる症状を呈する患者を対象に、免疫化学的便潜血検査(FIT)が緊急の精密検査を要する患者の選別に有用であるかを二重盲検診断精度試験で検討。9822例を最終解析の対象とした。 その結果、大腸内視鏡検査でCRC有病率は3.3%だった。カットオフ値(ヘモグロビンµg/便g)2、10、150µg/gで、FITの陽性率は37.2%から19.0%、7.6%へ低下した。同カットオフ値でCRC陽性適中率は8.7%、16.1%、31.1%、陰性適中率は99.8%、99.6%、98.9%だった。同カットオフ値で感度は97.0%から90.9%、70.8%へ低下し、特異度は64.9%から83.5%、94.6%へ上昇した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...