初産婦の分娩時期は36-38週時のエコーで予測可能
単胎妊娠の初産婦457例を対象に、妊娠36-38週時の超音波検査で自然分娩の発生が妊娠40週以降になることを予測できるか前向き研究で検討した。 その結果、妊娠40週以降の分娩例では妊娠40週未満の分娩例よりも子宮頸管長が長く(30mm vs. 19mm、P≦0.0001)、posterior cervical angleが広く(105度 vs. 98度、P≦0.0001)、児頭から会陰までの距離が長く(48mm vs. 40mm、P=0.001)、angle of progressionが狭かった(93度 vs. 95度、P=0.04)。多変量ロジスティック回帰分析で、子宮頸管長(調整オッズ比1.307)と児頭と会陰の距離(同1.227)が妊娠40週以降の分娩と独立の関連を認めた。子宮頸管長による予測精度は曲線下面積で0.896が得られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳...
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