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eGFR 30未満の糖尿病でもカナグリフロジンの腎保護作用確認

2020年12月10日  専門誌ピックアップ

慢性腎臓病合併2型糖尿病に対するカナグリフロジンの効果を検討したCREDENCE試験の事後解析を実施し、無作為化時のeGFRが30mL/min/1.73m2未満だった174例での治療効果を評価した。 その結果、第3-130週のカナグリフロジン群とプラセボ群のeGFRの平均低下速度に66%の差が見られた(傾きの平均-1.30 vs. -3.83mL/min/1.73m2/年、差-2.54mL/min/1.73m2/年)。腎不全の推定リスクは、eGFRが30mL/min/1.73m2未満のグループ(ハザード比0.67、95%CI 0.35-1.27)と30mL/min/1.73m2以上のグループ(同0.70、0.54-0.91)で同等だった(交互作用のP=0.80)。カナグリフロジン投与による腎関連有害事象または急性腎障害の発現率に群間差はなかった(いずれも交互作用のP>0.12)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また...