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重度貧血治療後の小児にマラリア化学予防で死亡減

2020年12月11日  New England Journal of Medicine

ケニアとウガンダの9施設で、重度貧血で入院し退院時にアルテメテル-ルメファントリンを3日間投与した5歳未満の小児を対象に、マラリア化学予防の効果を検討する無作為化プラセボ対照試験を実施。患児1049例をジヒドロアルテミシニン-ピペラキン群(化学予防群、524例)とプラセボ群(525例)に割り付けた。主要評価項目は、無作為化時(退院2週後)から退院6カ月後までの1回以上の再入院(理由を問わない)または死亡とした。 第3-26週の再入院または死亡の発生件数は、化学予防群184件、プラセボ群316件だった(ハザード比0.65、95%CI 0.54-0.78、P<0.001)。化学予防群の方がプラセボ群よりも再入院または死亡の発生率が低かったのは、介入期間中(第3-14週)だけだった。ジヒドロアルテミシニン-ピペラキンによる重篤な有害事象はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。...