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軽症PHPTの10年転帰、手術 vs. 経過観察

2020年12月11日  専門誌ピックアップ

スウェーデン、ノルウェー、デンマークで軽症原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)患者191例を対象に、副甲状腺摘出術と経過観察のみ(無治療)の患者転帰を前向き無作為化比較試験で比較した(SIPH試験)。 その結果、10年時のSF-36(Short Form-36 Survey)の「活力」スコアは摘出術群65.1±20.2、経過観察群57.4±22.7と摘出術群で有意に高かったが(P=0.017)、身体的尺度スコアに差は見られなかった。経過観察群でのSF-36スコアはいずれの項目でも有意な変化は見られなかった。包括的精神病理学評価尺度(CPRS)の総合および各項目の症状スコアは両群ともに10年時に改善したが、改善度に有意な群間差は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...