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カンナビジオールに運転能力の低下見られず

2020年12月11日  Journal of the American Medical Association

オランダ・マーストリヒト大学で、カンナビジオール(CBD)摂取後の運転機能障害の重大性と持続時間を無作為化比較試験で検討。濃度の異なるΔ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジオール(CBD)を含有する大麻吸入後に路上運転試験を実施し、40-240分後の横方向位置の標準偏差(SDLP)により評価した。 参加者26名(平均年齢23.2±2.6歳、16名が女性)を無作為化した。大麻摂取から40-100分後のSDLPは、プラセボと比較してTHC含有量が多い大麻(+2.33cm、P<0.001)とTHC/CBDが同等量の大麻(+2.83cm、P<0.001)で有意に増加したが、CBD含有量が多い大麻(-0.05cm、P>0.99)では有意差を認めなかった。摂取から240-300分後のSDLPは、いずれも有意差を認めなかった。試験運転188回のうち、安全性の問題のために中止されたのは8.5%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレン...