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妊娠中の睡眠の質不良で血圧と子宮動脈PI値上昇

2020年12月13日  専門誌ピックアップ

高血圧症の既往のない単胎妊娠女性926例を対象に、妊娠中の睡眠障害と血圧および子宮動脈の拍動指数(PI)との関連を前向きコホート研究で検討。ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)を用いて、睡眠の質、睡眠時間、睡眠効率などを評価した。 その結果、睡眠時間減少および睡眠効率低下は、特に妊娠第1三半期で血圧上昇に関連していた。混合モデル解析で、全妊娠期間ではPSQIスコアで示した睡眠の質と拡張期血圧(P<0.001)および平均動脈圧(P=0.005)との間に全体的に正の相関が認められた。睡眠時間は収縮期血圧(P=0.029)と拡張期血圧(P=0.002)の両方と負の相関があったが、睡眠効率は拡張期血圧のみと負の相関があった(P=0.002)。このほか、妊娠中の全体的な睡眠の質不良に子宮動脈のPI値上昇との関連が見られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認くだ...