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境界性パーソナリティ障害の自殺リスクと関連示す3因子を特定

2020年12月13日  JAMA Psychiatry

4種類のパーソナリティ障害、大うつ病性障害のいずれかがある成人を対象としたCLPS試験の10年間追跡調査を実施(患者計701例)。境界性パーソナリティ障害(BPD)とその診断基準に焦点を当て、自殺企図関連因子を検討した。 その結果、全障害のうちBPDが前向きに観察された最も強固な自殺企図の関連因子で(オッズ比4.18、95%CI 2.68-6.52)、重大な人口統計学的因子(性別、雇用、教育)と臨床危険因子(小児期の性的虐待、アルコール使用障害、物質使用障害、外傷後ストレス障害)で調整後も変わらなかった。その他の重要因子とBPD基準を共変量とすると、同一性障害(同2.21、1.37-3.56)、慢性的空虚感(同1.63、1.03-2.57)、見捨てられることを避けようとするなりふり構わない努力(同1.93、1.17-3.16)が自殺企図との関連を示す有意な独立因子だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが...