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乳がんの妊孕性温存療法で生産率が有意に上昇

2020年12月14日  JAMA Oncology

スウェーデンで乳がん診断時の妊孕性温存療法(FP)実施の有無による長期生殖転帰を全国コホート研究で検討。1994-2017年にFPを実施した乳がん女性425例とマッチさせた対照(FPなし乳がん女性)850例を比較した。 その結果、平均4.6年の追跡でFP群425例中97例(22.8%)、平均4.8年の追跡で対照群850例中74例(8.7%)が乳がん後に1回以上生児出産した。全体で、乳がん診断後の生産率はFP群の方が有意に高かった(調整後ハザード比2.3、95%CI 1.6-3.3)。乳がん後5年および10年累積生産率はFP群19.4%、40.7%、対照群8.6%、15.8%だった。対照群に比べると、FP群は生殖補助医療の利用率が高く(同4.8、2.2-10.7)、全死因死亡率が低かった(同0.4、0.3-0.7)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認...