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フレイルで緊急手術の死亡率が有意に上昇

2020年12月15日  JAMA Surgery

メディケア医療費請求ファイルの緊急一般外科手術(EGS)患者88万2929例(平均年齢77.9歳、女性54%)を対象に、フレイルと死亡の関連が処置リスクに影響を受けるかを横断的研究で検討。EGS処置を高リスク(小腸切除、大腸切除、消化性潰瘍修復、腹膜癒着剥離、開腹手術)と低リスク(虫垂切除術および胆嚢摘出術)に層別化した。 その結果、全体の死亡率は4.5%、フレイルに分類された患者(11万1513例、12.6%)の死亡率は9.9%だった。高リスク処置(全体の53%に施行)の死亡率は6.8%、低リスク処置の死亡率は2%だった。フレイルがあると死亡率が有意に上昇した(オッズ比1.64、95%CI 1.60-1.68)。層別解析後、高リスク処置と低リスク処置ともに死亡との有意な関連が見られた(各オッズ比1.53、95%CI 1.49-1.58、2.05、95%CI 1.94-2.17)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。ま...