小児の新型コロナ感染率は低い　米調査

米国で、小児の新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）検査状況を後ろ向きコホート研究で検討。2020年1月1日から9月8日に新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）検査を実施した25歳未満の患者13万5794例の電子カルテデータを用いた。 対象患児の平均年齢は8.8歳、53％が男児で、人種の内訳はアジア系3％、黒人15％、ヒスパニック系11％、白人59％だった。人口1万人当たり290例がSARS-CoV-2検査を受け、5374例（4％）がSARS-CoV-2に感染していた（人口1万人当たり12例）。白人患児と比較すると、黒人、ヒスパニック系、アジア系の患児は検査結果が陽性を示す傾向が有意に高かった（オッズ比：黒人2.66、95％CI 2.43-2.90、ヒスパニック系3.75、3.39-4.15、アジア系2.04、1.69-2.48）。感染リスク上昇との関連性が認められた因子は、年長患児（オッズ比：5-11歳1.25、95％CI 1.13-1.38、12-17歳1.92、1.73-2.12、18-24歳3.51、3.11-3.97）、公費負担者（オッズ比1.43、95％CI 1....