高齢者のAMI後2次予防にn-3系PUFA併用効果見られず

2-8週間以内に急性心筋梗塞（AMI）を発症した70-82歳の患者1027例を対象に、標準二次予防療法とn-3系多価不飽和脂肪酸（PUFA）1日1.8g摂取併用による心血管リスク改善効果を無作為化試験で検討（OMEMI試験）。追跡データが得られた1014例をintention-to-treat解析の対象とした。 2年間の追跡で、主要複合評価項目（非致命的AMI、予定外の血行再建術、脳卒中、全死因死亡、心不全による入院）の発生率は、n-3系PUFA群21.4％、プラセボ群（コーン油）20.0％だった（ハザード比1.08、95％CI 0.82-1.41、P＝0.60）。n-3系PUFA群の10.7％、プラセボ群の11.0％に安全性評価項目の大出血が発生した（P＝0.87）。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...