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英の新型コロナワクチン、中間解析で安全性良好

2020年12月17日  Lancet

SARSウイルス2(SARS-CoV-2)に対するChAdOx1 nCoV-19ワクチン(AZD1222)の安全性と有効性を進行中の国際共同盲検無作為化比較対照試験4試験の併合中間解析で評価。試験参加者2万3848例中1万1636例[英国7548例(低用量1回+標準用量1回接種)、ブラジル4088例(標準用量を2回接種)]を中間解析の対象にした。 その結果、ワクチンの有効性は、標準用量2回接種では62.1%(AZD1222群0.6%、対照群1.6%)、低用量接種+標準用量接種では90.0%だった(0.2%、2.2%、相互作用のP=0.010)。両群の全体的ワクチン有効率は70.4%(0.5% vs. 1.7%)だった。初回投与後21日目以降に対照群の10例がCOVID-19のため入院し、そのうち2例は重症に分類され、1例が死亡した。事象のうち3件がワクチンと関連の可能性ありと判断された(AZD1222群1件、対照群1件、介入群未開鍵1件)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoct...