抗HIV治療の長期作用型注射薬2剤併用、8週に1回投与でも有効

治療歴のある成人ヒト免疫不全ウイルス1型（HIV-1）感染者1045例を対象に、長期作用型注射薬cabotegravir＋リルピビリン8週に1回投与の効果を4週に1回投与と比較する非盲検第IIIb相非劣性試験を実施（進行中のATLAS-2M試験）。主要評価項目は48週時のHIV-1 RNA量50コピー/mL以上に規定し、4％を非劣性マージンとした。 その結果、48週時のHIV-1 RNA量が50コピー/mL以上がった患者の割合は8週間隔投与群2％（522例）、4週間隔投与群1％（523例）だった。調整後の投与群間差は0.8（95％CI －0.6-0.2）で、8週間隔投与の非劣性が示された。ウイルス学的治療失敗率（2回連続して200コピー/mL以上）は8週間隔投与群2％、4週間隔投与群1％未満だった。安全性に関するデータは投与群間で同等だった。全体の81％に注射部位反応以外の有害事象が発現した。治療による死亡はなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Communi...