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人工関節置換で改善しない患者の関連因子を特定

2020年12月19日  専門誌ピックアップ

変形性関節症のため膝または股関節の全人工関節置換術を受けた患者601例を対象に、疼痛と機能改善が見られない患者の疫学的因子を検討。ウエスタンオンタリオ大学・マクマスター大学変形性関節症指数(WOMAC)スコアを用いて非改善例を決定し、一般健康質問票により収集した88の自己報告因子を検討した。 患者の18%が疼痛または機能の非改善例だった。単変量解析で、非改善例と関連を示す9因子が特定された。このうち、臨床的うつ病、複数部位の筋骨格痛(MSMP)、若年、ゴルフ肘、1就業日当たり4時間以上の運転の5因子は非改善例と独立した関連を示した。さらに、閉経時の年齢と子宮摘出術の年齢に女性の非改善例との有意な関連が見られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...