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末梢性ニューロパチーがあると糖尿病なくても死亡リスク増

2020年12月19日  Annals of Internal Medicine

1999-2004年の米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを用いて、一般成人の間の末梢性ニューロパチー(PN)と全死因死亡・心血管死亡の関連を検討した。 40歳以上の成人7116例のデータを解析した結果、全体のPN有病率は13.5%(糖尿病成人27.0%、非糖尿病成人11.6%)だった。追跡期間中央値13年間で2128例が死亡し、そのうち心血管系の死因によるものは488例だった。1000人年当たりの全死因死亡は、糖尿病+PNでは57.6、非糖尿病+PNでは34.3、非糖尿病+非PNでは27.1、非糖尿病+非PNでは13.0だった。調整済みモデルでは、糖尿病成人で、PNに全死因死亡(ハザード比1.49、95%CI 1.15-1.94)および心血管死亡(同1.66、1.07-2.57)との有意な関連が認められた。非糖尿病成人では、PNに全死因死亡との有意な関連が見られたが(同1.31、1.15-1.50)、調整後のPNと心血管死亡との関連は有意ではなくなかった(同1.27、0.98-1.66)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿してい...