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ARDSがないICU患者の低PEEPは人工呼吸離脱日数で非劣性

2020年12月19日  Journal of the American Medical Association

ICUに入室した急性呼吸窮迫症候群(ARDS)がない管理患者980例を対象に、低呼気終末陽圧(PEEP)での人工呼吸管理を検討する非劣性無作為化試験を実施。対象患者を低PEEP群(0-5cmH2O、476例)と高PEEP群(8cmH2O、493例)に割り付けた。 その結果、主要評価項目に規定した28日時の人工呼吸離脱日数の中央値は、低PEEP群18日、高PEEP群17日で(平均比1.04、95%CI 0.95-∞、非劣性のP=0.007)、95%CIの下限は非劣性マージン内だった。副次評価項目のうち、重度の低酸素血症の発生率は低PEEP群20.6%、高PEEP群17.6%(リスク比1.17、95%CI 0.90-1.51、P=0.99)、救済療法を要する状態の発生率は19.7%、14.6%(リスク比1.35、95%CI 1.02-1.79、調整後P=0.54)、28日死亡率は38.4%、42.0%(ハザード比0.89、95%CI 0.73-1.09、P=0.99)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿...