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米眼科医、開業初年度の年収に性差

2020年12月20日  Ophthalmology

米国の開業眼科医384人(44%が男性)を対象に、開業初年度の収入の性差を横断研究で検討。傾向スコアマッチ(PSM)解析に年齢、学歴、州の賃金中央値などを使用し、多変量線形回帰(MLR)ではこの変数にさらに因子を追加して補正した。 その結果、初年度のボーナス込み基本給(SWB)は、男性医師よりも女性医師の方が3万3139.80ドル低かった(P=0.00)。PSM解析では、女性医師のSWBは2万7273.89ドル(P=0.0015)低かった。手術日数で代替した勤務日数、外来診療日数で算出した女性医師のSWBも男性医師よりそれぞれ1万9727.85ドル(P=0.0092)と2万7793.67ドル(P=0.0013)低かった。MLR解析でもSWBの性差は有意で、勤務日数で補正した差額は2万2261.49ドル(P=0.017)、外来診療日数では1万8604.65ドル(P=0.015)、手術日数では1万6191.26ドル(P=0.002)となり、いずれも性別が独立して収入を予測した(P<0.05)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメ...