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SARS-CoV-2陽性妊婦の臍帯結紮遅延は安全

2020年12月22日  専門誌ピックアップ

2020年3月1日から5月31日に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性の診断を受けた妊婦403例を対象に、臍帯結紮遅延(DCC)の安全性を前向き観察研究で検討。産後14日以内のSARS-CoV-2の周産期伝播および新生児の感染発生率を主要評価項目とし、臍帯結紮早期実施(ECC)と比較した。 その結果、産後12時間以内の鼻咽頭ぬぐい液を用いたPCR検査で陽性の判定を受けた新生児数は5例(全検査件数の1.7%)、内訳はECC群2例、DCC群3例で、SARS-CoV-2検査に関して有意な群間差はなかった。垂直感染例は確認されなかった。産後24時間以内の早期母子接触施行率はDCC群84.3%、ECC群45.9%、産後直後の母乳哺育実施率は77.3%、50.2%で、いずれもDCC群の方が有意に高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。)...