経済的利益相反がガイドラインの推奨事項に影響

臨床ガイドライン、諮問委員会報告、意見記事、記述的レビューでの利益相反と特定の薬剤や機器の推奨事項の関連を系統的レビューで検討。臨床ガイドライン106件、諮問委員会報告1809件、意見記事340件、記述的レビュー497件を解析した研究21件を対象とした。 その結果、経済的利益相反と推奨事項の関連の相対リスクは臨床ガイドライン1.26（95％CI 0.93-1.69、ガイドライン86件の研究4件）、諮問委員会報告1.20（同0.99-1.45、報告629件の研究4件）、意見記事2.62（同0.91-7.55、記事284件の研究4件）、記述的レビュー1.20（同0.97-1.49、レビュー457件の研究4件）、全文書1.26（同1.09-1.44）だった。専門的な利益相反を検証した研究1件で、ガイドラインの著者としての放射線科医の関与と定期的な乳がん健診の関連の相対リスクは2.10（同0.92-4.77、ガイドライン12件）だった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Co...