1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 眼窩骨折併発の重度眼損傷に特徴的な所見を特定

眼窩骨折併発の重度眼損傷に特徴的な所見を特定

2020年12月25日  JAMA Ophthalmology

2012-17年にレベル1外傷センター2施設を受診した眼窩骨折患者(救急科受診または入院)430例500眼(平均年齢53.5歳)を対象に、重度眼損傷併発リスクと関連を示す臨床的および放射線学的特徴を後ろ向き症例集積研究で検討した。 その結果、重大な眼損傷の発生率は20.4%、緊急処置を要する損傷では14.4%だった。異物による鈍的外傷(オッズ比19.4、95%CI 6.3-64.1、P<0.001)、指数弁測定不能(同10.1、2.8-41.1、P=0.002)、眼窩上壁骨折(同9.1、2.8-30.0、P=0.002)、初期視(primary gaze)での複視(同6.7、1.7-25.1、P=0.003)、結膜出血または結膜浮腫(同4.2、2.2-8.5、P<0.001)で重大な眼損傷リスクが上昇した。この結果に基づき作成したベッドサイドツールを別の患者88例97眼で検証したところ、重大な眼損傷との関連が見られ、感度は95%、特異度は40%、陽性的中率は31.8%、陰性的中率は96.8%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿してい...